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● 143
《栄光がこぼれ落ちて 光が消え去る間際に
 神に捧げるのだ 全力を
》

《全力の 闘いの その果てでもがき輝く
 夢を見届けよう
》

おそらくは同じ場面を歌っている。

自分では《光が消え去る間際》だと感じているものが、相手からは《もがき輝く夢》に見えている。
自分の中では消えかけている光が、相手にとってはまだ輝いている。
喪失の瞬間が——第三者からは《無残だったよね(原作3巻p.159)》と言われるほどの一方的な敗北が——ただ一人の目には、美しい瞬間として映る。

《もがき輝く》という表現、(残酷でもあるのに)すごく愛があっていいなぁと思う。

***

「捧げる」→「見届ける」という授受……いや、受け取っているかどうかは微妙か。


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