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私自身の快楽の回路として、自分にとって絶対的な特定の他者に対して全存在を投げ出し、その過程で自己が開かれ、壊され、最終的に相手に明け渡される……みたいな、どこまでも一人の相手に「閉じた」構造が気持ちいいから「黒色のオーラ」の歌詞のほうが“性癖に刺さる”んだけど、
相手に対する絶対的な認識の優位や、知的な抑制による自己制御、そしてそれらによる特権的な位置が揺さぶられる/突き崩される瞬間に快楽を覚える人にとっては「for Yourself」の歌詞はたまらないだろうな…と思った。あと、もっとも大切なものを手放すことの痛みそのものを官能として経験する回路がある人。

そして何より、この非対称性が存在していること自体がいちばん美しいと感じる。

全存在を投げ出す者——それを受け取り、見通し、そして手放す者。
自分が何を差し出しているか知らない者——差し出されているものの意味を知っている者。
無自覚と過剰な認識、全面的な露出と抑制的な回避、語彙の圧縮と語彙の展開。

両者の間に完全な対称性がなく、欲望の構造が異なっていて、しかしその異なる構造が噛み合っているという関係性の中に、互いの欲望が相手の欲望を必要とする相互依存がある。どちらか一方の欲望だけでは成立しない。この非対称的な噛み合いそのものが、ひとつの完結したエロティックな円環を成している。


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